ル・ボナーの一日

9月も何とか滑り込みセーフ

2015年09月25日

今月もモノ好きボンジョルノの自己満足コーナーを投稿出来ました。こんな風に無くても困らないけれどあると豊かになれるモノたちに魅力を感じ始めて10年ほど(まだまだ新米です)。一時の過熱気味だった時期は過ぎ、今はそれを楽しむ時期となっています。本当です、少しはこれからも増えてはいくでしょうが一時期ほどではない。自分の中で決めた適正価格を信じてそれ以下で入手してきた。だから購入までの経緯は色々な思い出を作り、それゆえにトレードするには忍び難くて増えた・・・と言い訳。そして今月は〜

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万年筆は50年代製のモンブラン146テレスコープ。この時代のモンブランの書き味を知って夢中になった時期がある。現行品のモンブランにはない蕩けるような書き味。しかし古いモンブランはその魅力的な書き味の代償を払わなければいけない。軸が極めて脆く、特にこのセルロイド軸は経年劣化でちょっとしたダメージで砕けやすい。だからこの146テレスコープを日常使いすると危険が増大する。それを知ってもこのペンの書き味の魔力は色褪せない。普段は水を入れて保存状態ですが、恐る恐る今月は使ってみよっと。50年代の146テレスコープは3本持っていましたが、1本は20cmほどの落下で軸が折れてしまった。その刹那の悲劇を孕みながら、魅惑の書き味は特別な50年代のモンブラン。

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時計はIWCの最初期の自動巻き1955年製Cal852。私より一つ年上でこの美しいケース&ダイヤルと精度。オールドインターでは手巻きのCal89が有名ですが、この最初期の自動巻きも美しい35mm径。国産の50年代の時計を幾つか持っていますが、仕上げの美しさが別格と感じます。難を言えば針の形状ぐらい。この時計と最初に出会っていたら増えずに済んだと思ってしまうほど私にとっての時計の理想形。

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ステンレスケースだのにパテックの96に匹敵する佇まいを持っていると私だけは思っている。

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今月もパナマ。私の持っているパナマの中で唯一のイタリア製ですがかぶる事は稀。何故かと言うと、縁が長めで被ると麻生太郎財務大臣になってしまって格好悪い。やはり短めが日本人には似合う。しかし九月は思ったより涼しくなり裏地付きのパナマはこれしかなくて被る事に。

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夏場に涼を求める為にかぶるパナマは裏地がない方が通風性があって効果的。しかしこのパナマは裏地が付いていて、その上トップは汗のシミを防ぐ為の透明ナイロンまで付いてる念の入れよう。これではパナマ帽をかぶる夏場の快適性はない。私の場合、トップの透明ナイロンはハサミで切りはがして最低限の通気性を確保している。それで涼は求めなくていい今年のような涼しい9月はちょうどいい感じ。麻生太郎風に目を瞑れば。

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レンズはSonnar FE 1,8/55 ZA。ソニー純正品のツァイス。きっと私の撮影技術だとこれ以上のスペック持ったレンズで撮ったとしても、すべてお任せAFでこのレンズで撮った方が良く撮れると思う。というよりこのレンズの可能性を引き出した絵が撮れるだけの技術を私は未だ持ち合わせていない。この賢いレンズで自分の趣向を満足させる事が出来るのか試してみたくなった。フードを付けるとズームレンズ並みにかさばるけれど、取り外して使うとコンパクトで携帯するのも楽。このハズレがない中庸は、私のカメラ趣味とは違った世界ではある事は感じつつ、今月はこれで行ってみよう。

という感じで今月も投稿間に合った。

Le Bonheur (22:06) | コメント(2)

Comments

  1. フセ より:

    はじめまして、以前拝見したシンプルな三針のchoisiの時計はまだ取り扱いがありますか?

  2. Le Bonheur より:

    ございます。ご来店お待ちしています。

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