ル・ボナーの一日

予告「ポンテ」第三弾

2015年12月21日

バッグや大きな盤面を必要とする革小物は作れないけれど、小さな単一パーツで作れる革小物用だとル・ボナーには魅力的な革たちが倉庫の片隅にまだまだある。それらの革をカタチに変える上で「ポンテ」キーデルはうってつけの革小物ではないかと気付いた。シュランケンカーフはル・ボナーのメインレザーで多くの色があってこれからも作り続けるけれど、倉庫に眠っているもう作れない作っていない過去の魅力的な革たちをこのポンテで使ってみたくなった。早速ポンテ第三弾製作ではフランスのブロンジェで作る事に。まずは先作りで一つ作ってみました。

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出来上がって金具を付けて組み上げると、予想以上のしっとりとした肌触りとシュランケン以上の細やかな弾性に驚かされた。早速ポンテ製作第三弾はブロンジェ使って作る事に。

この「ブロンジェ」というシープナッパは「革のシルク」と呼ばれたパリのオートクチュールでも愛されたピレネー山脈フランス側の羊の皮をソフト仕上げでなめした傑作衣料革。ちなみにピレネー山脈スペイン側の羊の革を使った製品ではスペインを代表するブランドが使っている。その革より上質と言われていた羊革が「ブロンジェ」だった。サンプルでその革を仕入れてその質感に感動を覚えたけれど、その高価でありながら小さなサイズの革を生かすカタチを発想できないまま時が経って行きました。その革のシルク「ブロンジェ」がポンテで登場です。

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色は左から赤、ワイン、ブルー、茶の4色。平らな状態だとその魅力は画像から伝えられない。でも同じフランスのデュ・プイ社のソフトカーフと貼り合わせた時の弾性は特別。それが組み上がると画像からも伝わるはず。

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この特別は触れてみた時、本当の真髄を感じていただけるはず。羊革の弱点は表皮の弱さです。牛革に比べ使い込むと銀面(表皮)は剥がれやすく起毛を発生しやすい。しかしその弱点に目を瞑っても使ってみたい色気をこの革は持っている。革が持つ滅びの美学をこの革は伝えてくれるはず。ブロンジェで作った小さな革小物「ポンテ」が、今まで感じたことのない触感の感動を伝えてくれるはず。

ル・ボナーにある端切れ革で「ポンテ」を作るのは廃棄処分予定革の再利用の側面はある。でも処分するのは忍びない魅力的な端切れ革たちを日の当たる場所に登場させる事が出来る事はこの上ない幸せ。これからも色々な革を「ポンテ」で作っていきます。次はどんな革でポンテ作ろうかな。

今作っています。価格はシュランケンタイプと同じ5,940円。

Le Bonheur (22:28) | コメント(2)

Comments

  1. アバター モアナ より:

    起毛って何ですか?

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