ル・ボナーの一日

ブッテーロという革

2005年11月26日

ブテーロウエブ.jpg ブッテーロという革は、イタリアのワルピエという家内工業に近い小さなタンナーが作っているタンニンなめしの革です。有名なブランドではエトロ、トッズなどが使ってます。 革の部位はショルダーを使ってます。ヨーロッパの革はステア(成牛)の場合背中とお尻で分けます。背中とお尻の皮が性格が違うので、違ったなめしをするため原皮の段階で分けるのです。カーフ(生後6ヶ月まで)の場合はまだ若く性格の差が少ないので分けずになめします。アメリカの原皮は肉のついでのような扱いのため、お腹から背中を一気に割るため 性格の違うお腹と背中の半分がつながった半切という形になります。日本でなめされる革は大部分アメリカ原皮を使ってます。 ブッテーロという革には特別な思い入れがあります。私が始めて出合ったヨーロッパの革であり、今でも一番いいタンニンなめしの革だと思ってます。裁断するとき、包丁を革に入れると、ブッテーロの場合吸い付いてくるような感じがあります。他のタンニンなめしの革はパカっと開くような感じです。この違いはなめしの違いだと私は信じています。 この革はキズは付きやすい革ですが、歳月がそのキズを隠してくれる、復元力のある革です。 ブッテーロで作ったブリーフを買ってくださったお客さんが、川原のジャリ道で転んで、鞄の表面にジャリがめり込んだようなキズが付いてしまいました。見た時、これは治らないと思いました。それが何ヶ月か過ぎた後見てみると、キズは残っているのですがあの悲惨な状態からくらべると許せる、思い出のひとつのような模様として変化していました。 ブッテーロの復元力を実際に感じた出来事でした。 私はブッテーロをこれからも大事に使って行きます。大好きな革ですから。

Le Bonheur (21:46) | コメント(3)

Comments

  1. かたさま より:

    ご無沙汰しております。
    カバンの傷口は確かに収まっています。あれから裏側にも厳しいキズがつきましたが、それも落ち着きました。
    購入して4年半、まだまだ使いこみますよ!傷もつきますが、その傷ともうまく付き合いながら。。

  2. ル・ボナー松本 より:

    かたさま
    使い続けてください。
    使い続ける限り修理します。
    そして、数十年後会社を退職される日、貴方の隣にその鞄が寄り添っていれば、なんて幸せなことでしょう。

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