
ここ数日ひたすら財布用の革パーツの裁断の日々。
裏貼りも革を使うル・ボナーの財布は、1つの財布で30パーツほどある。
一般的に流通している財布の倍以上の革を使って作っています。
裏を合皮や生地にすると、何枚も重ねて一度にいっぱい裁断できるけれど、
革はそういう訳にはいきません。
一つ一つ方向と傷を気にしながら、黙々とクリッカーのスイッチを押し続けます。
それにしてもこのクリッカーはよく頑張ってくれています。
昭和48年製です。1973年ということは35年間働き続けているということです。
一時使っていてへそを曲げて止まる事がしばしばありましたが、
小さな部品(リレー)を交換したら、嘘のように元気に働いてくれています。
これはハミの作ったバッグと物々交換で某中古ミシン屋さんから入手したものなのですが、
それまでは小物も手裁ちして作っていました。
それは間違いなく量を裁断する場合、非効率です。

1つの財布30パーツ ×100個分クリッカーで裁断しました。
手裁ちに比べれば、短時間で裁断を済ませることが出来ますが、
100個分となると、やはり久々の裁断作業は結構ハードでありました。
この後50個分の長財布の裁断も待っています。
このパーツはこの後、大阪西成の山西さんの元に送り割漉きをお願いします。
ル・ボナーの小物の場合、0,3ミリ厚で割り、縁を斜め漉きするパーツを多用するため、
割漉き名人の山西さんに頼んでいます。
東京浅草の割漉き名人とみんなが言っていた職人さんにお願いしたことがありましたが、
西成の山西さんの割漉きが一番気持ち良い仕上がりと思っている私です。
割漉きが仕上がったら、いよいよ組上げです。
まず一本私が作り、残り99本をTさんにお願いします。
革小物は、組上げ前までの下準備がデーター通りに仕上がっていれば、
丁寧な組上げ作業をスムーズに根気よく続ければ、良い品が出来上がります。
今回小物をTさんと私で作ることになり、小物欠乏症から脱却できそうです。
それと私が裁断することで、定番のブッテーロの何色か以外に、
イタリア・フラスキーニのデッドストック革や他何種類かの面白い革を使った小物を、
イレギュラーに少しだけ加えて作ることが出来ることは、
ル・ボナーの商品構成上大変大きなメリットです。
これから毎月こんな感じで小物作りを続けて、
革小物がい~ぱいになったル・ボナーになると楽しいな。
待ってました。わくわく。
来月お邪魔します。