ル・ボナーの一日

六甲アイランドの日曜日の夜

2005年12月11日

リバーモールウエストウエブ.jpg 六甲アイランドの日曜日は人影まばらで、飲食関係のお店はご覧のように日曜休日にしています。なんか違うんじゃないか、そんなふうな商売をしているから人がこなくなりお店が長続きしないのではないのかと思う。この街にすむ住民は魅力的な街づくりを願い、現に居心地の良い街だと思う。が、お店はなげやりで自ら努力することを忘れているお店が目立つ。それぞれのお店が、立ち寄ったお客さんに幸せな時間を提供できれば、長く楽しくこの街で商売がやっていけるのに。 ル、ボナーはここで13年かばん屋をやっています。繁華街ではなく、住宅中心の街には不似合いな手作りかばん屋のル、ボナーが今日までやってこられたのは、物好きな顧客が何度も足を運んでくれるからで、そんなゲストが寂しいこの街でも来てくれるのです。 現代のエトランゼの住む街、六甲アイランドが私は好きです。もっと色々なお店が元気になればもっと良い街になるのだけれど。 今日、偶然銀盛堂のホームページをみました。 銀盛堂は銀座にある老舗のかばん屋で、私が若い頃色々とお世話になりました。 ホームページを見て嬉しくなってしまいました。私が付き合っていた頃の銀盛堂のまま、イタリアの庶民的鞄のオンパレードで、マニアックな鞄趣味を通しているのです。 私とは鞄に対する趣味、方向性が違っていたので、今は付き合いがありませんが、この意志貫徹には頭が下がります。銀盛堂の品揃えは本場イタリアでも今は見れないと思います。昔お付き合いがあった頃、イタリアから輸入した鞄の在庫が借りていたビルの1フロアに山のように積み上げられていたのを思い出します。銀盛堂の兄弟は鞄の殉教者です。 そんな人たちがいるから、楽しい。

Le Bonheur (22:11) | コメント(0)

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