ル・ボナーの一日

愛しのロードマーベル36000

2010年02月02日

ル・ボナーのホームページにもリンクしているウェブマガジン「グレッシブ」がこのところ面白い。 このウェブマガジンは大変魅力的だった時計雑誌「TIME SCENE」の前編集スタッフが去年の秋立ち上げた。その中身はあのメンバーが作ったのだから当然大変密度が濃くて面白い時計ウェブマガジンになっているのだけれど、少し前に終わった「ジュネーブサロン」で爆発したぁ~!。 特に臨場感ある「速報ブログ」は面白くて、毎日欠かさず見ていた。 雑誌などの紙を使った媒体だとこれほど早くは伝えられない。 ネットの強みを使ってプロが記したブログは大変刺激的であります。 特に名畑副編集長、いやこのブログではライターN氏と言った方が皆知ってるあのお方の今回の頑張りは相当なもので、面白くジュネーブサロンの空気を感じ取る事が出来ました。 バーゼルも楽しみです。ライターN氏ご苦労様でしたぁ~。 10%E5%B9%B4%EF%BC%91%E6%9C%88%20074.jpg それにしても昨今の魅力的な時計は高価だ。 やはり私なんぞはアンティーク時計道まっしぐらで、現行の時計は見て楽しむだけ。 そんな私にアンティーク時計の面白さを感染させたのはライターN氏です。 そんなN氏に、手頃な価格で手に入るのに素晴らしいスペックを持った時計はこれと言われて入手した時計が、このロードマーベル36000。 この時計はヤフオクで落札した。 完全デッドストック状態の品だったので、どうしても落札したくて延長戦を制して入手した。だから相場より相当高い価格での入手となった。その時が始めてのネットオークションだった私は、その後二度とネットオークションはしていない。欲しいと思うとヒートアップする自分が怖くなったため。 でも手に入れてしまうと買った値段は忘れてしまうもの。 その後色々な私好みのアンティーク時計が増えていったけれど、 このロードマーベル36000は私にとって特別な時計として存在し続ける。 2度のイタリア旅行時もこの時計を着けて行った。国産の時計の中で一つだけと言われればこの時計を私は選ぶ。グランドセイコーのファーストモデルは欲しいけれど、私にはこのロードマーベル36000の方があっている思う。 10%E5%B9%B4%EF%BC%91%E6%9C%88%20075.jpg 久しぶりにこの時計を着けている今日この頃。仕事中はSTOWAだけれど、自宅と仕事場の行き帰りは、このロードマーベル36000を着けてる。 そして大部分の私の時計は革ベルトにDバックルで使っているけれど、この時計だけはセイコー純正のピンバックルで使っている。それが不思議と馴染む時計だ。 10%E5%B9%B4%EF%BC%91%E6%9C%88%20082.jpg このロードマーベル36000を着けていると、この時計があればそれで十分じゃないかなんて一瞬思ったりするけれど、なかなかそうはいかないボンジョルノ。時計も面白い。

Le Bonheur (21:19) | コメント(2)

Comments

  1. orenge より:

    ロードマーベル36000のデザインはオーソドックスで,一本は欲しい時計ですね。パテック・フィリップのカラトラバ96系に似ていると思います。現行だと5196になりますね。尾錠のほうがこの時計にはいいんじゃないでしょうか。私が国産のアンティークから1本選ぶとしたら,迷うことなくリコーのリバロン(自動巻)です。70年代のリコーは,今見てもいいデザインなんです。質感も文句なしです。機械は調子が出にくいものが多いらしいですが,私のものは精度がいいです。どうやら私は優れたデザイン系の時計が好きみたいです。人それぞれ好みがありますね。
    Re: orenge さん
    それぞれお気に入りの時計は違いますが、着けていて満足感が持てる事が大事ですよね。それが他人には理解してもらえなくても。そんな感じで増えてゆく。
                            ル・ボナー松本

  2. mari より:

    こちらのHPでロードマーベルを見て、とても素敵だったので私も購入してみました。使い続けると段々と調子が良くなること、加えて、メンテナンスに対応してくださる取り扱い店の方が時計を見て喜んで下さるので、していて嬉しくなる時計です。そこには「魅力的な商品とは何か」という問いに、「それは作り手の誠実さである」という明快な答えがあります。
     私は欧州向けデジタルTVの開発を仕事としていますがこうした世界とは対極にいます。販社はデジタルTVを10年持つという触れ込みで売っているようですが、しかし部品のストックや修理対応、接続機器や接続端子の互換性を10年間も保障するメーカーは業界中どこにもありません。むしろ、お客様へは以前売っていたアナログテレビを捨てるよう奨励してます。
     日本の消費者がクレームを言わないのが少々不思議ではありますが、こうした時計を見ると何か感慨深いものがあります。
    追記
    教えて頂いた”アンティ・ウオッチ”で純正のピンバックルを見てみましたが、
    しかし、なかなかUpされません。。。
    Re: mari さん
    グーグルで「セイコー 純正 バックル」でググったら色々出てましたよ。価格は2000円ぐらいからのようです。ググってください。
    作り手の誠実さを感じられるモノは良いですね。ロードマーベル36000は正にそれを伝えてくれていると思います。素晴らしい職人の仕事だと感じる時計です。
                          ル・ボナー松本

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