枠を取り付け、片方の手縫いを終えたところ。
長いGWに突入。珍しく賑わいのあったル・ボナーで、その後の組み上げなど、
撮り忘れてしまいました。
下がりの菱切り。
ミケランジェロの彫刻を思わせる見事な筋肉質の腕。
女性らしい柔らかさが全く無くてちょっと恥ずかしいけど、好きな仕事に長年従事できた
証かな。ちょっと嬉しい。
下がりが曲がらないように、ずれないように・・・。
ふくよかなカーブ
胴部分には芯材を用いていますので、胸張った感いっぱいですが、
マチのうねりなどを見ると、シュランケンカーフの優しさが出ています。
お客様は、さりげなくあまり目立たないように、とのご希望で後はお任せ。
通常、バイオレットにはシルバー色の金具を選んでいましたが、シックなお洒落を楽しまれる方なので、
小ぶりなイタリア錠前の真鍮色を選んでみました。
派手すぎずバランス良く収まったと思っています。
マチ巾は太ダレス並にあるB5サイズのダレスバッグ、出来上がりです。




この度はご無理をお聞きいただきありがとうございました。
手元に届いたダレスは、両側から手で押さえると、シューっと空気が出る音がします。
この音は、きっちり組み上げられたバッグの証に聞こえます。
金具もシンプルで、主張しすぎないし、ゴールドが内張りの革ともコーディネイトされて、とても素敵な作品に仕上げていただき本当にありがとうございました。
ゆっくり私に馴染むように付き合っていきたいです。
本当にありがとうございました。
Re: たなか様
長くお待ち頂き、本当にありがとうございました。
お客様の元へ届き、ご感想を伺うまで相変わらずドキドキしてしまいますが、あたたかいコメント、そして私好みの選択を気に入ってくださり心から嬉しく思っています。
本当にありがとうございました。