
ル・ボナー店舗前の人工の河は長期修繕工事が終わり、天気の良い日は子供連れの家族が水遊びで賑わう。仕事の合間に窓越しに見えるそんな風景が、私たちを癒してくれる。一見のお客様はまず来てはもらえない場所だけれど、私たち二人にとって居心地の良い仕事場だ。
でも土曜日の街のにぎわいはウソみたいに、台風みたいに雨風強い日曜日になったために人影少ない。このような天候の日は売上げは期待できないと思いつつお店を開けた。

昨夜チャーを大嫌いなお風呂に入れた。そんなチャーを雨風の中お店まで連れて来ると、せっかく洗ったのに意味がなくなる。それでチャーのために車通勤。車だと自宅を出てお店まで1~2分。過保護犬チャーは今日も過保護に生きて行く~。

大手通販会社から販売する予定の、財布のファーストサンプルが出来上がった。価格設定の関係から制約は色々生じてしまうけれど、革小物の内装はオール革で仕上げるというル・ボナーらしさは変更出来ない。それを変更したらル・ボナーが作る意味がなくなる。今回使った内装の革はフランスのデュ・プイ社のソフトカーフ。良い感じで出来上がりました。

今日は誰も来なぁ~い日曜日。ハミの卓球のバックハンドのポーズをパチリ。
カメラマン高橋さんのブログでよく出てくるポーズ。
そんな馬鹿な事していたら、強風雨の中カメちゃんが来てくれた。
35歳の独身エリートサラリーマン。性格はスポーツマン的バンカラでありながら、センスの良い洋服と身の回り品をチョイスし、アウディーA4に乗っている見た目はハイカラな好青年。
そんなカメちゃんと色々な雑談していたら、雨風もっと強くなってきて、購入目的のお客様は全然来そうにないので、6時にお店閉めてチャーをアルファに乗せて帰ることにした。そして初めて「龍馬伝」をNHKの総合で8時から見る事が出来た。

ああそうだ。職業的特権を活用して自転車のブレーキレバーの革カバーを試作してみました。
ハンドルテープをワインのブッテーロで仕上げる時に、この革ブレーキレバーカバーも同革同色で仕上げる予定にしているけれど、ちゃんと収まるか試作してみました。良いのではないでしょうか。

本チャンでは今回の試作と同じ手縫いの高等技法のすくい縫いで仕上げますが、目は細かく繊細に縫う予定。今回は荒すぎた。でも厚みは2.7ミリの大迫力はクッション性も高めて良い感じ。ステッチが滑り止め効果も発揮している。ノスタルジック・ボンジョルノ号は素敵に進化してゆく予感。
そして月曜日も引き続き雨だった。そしてチャーと今日も車通勤。
そんな中、還暦過ぎて益々ダンディーさを増した東京在住のtakaさんが立ち寄ってくださった。この人来るたびにモノ欲しい病を私に感染させる。前回は自転車病を感染させられたと思ったら今回は~イヤイヤ大丈夫。P&Mの吉宗氏と同じ道には進みませぬ。しかし魅力感じるよなぁ~。

ウヒャァ~カッコ良すぎる!。
ライカのバルナック(1935年製)にエルマーの沈動式50mmレンズ。此処の所銀塩カメラ(特に古いライカ)病にかかっているそうで、他にM2,M3、レンズ色々急激に増えちゃったそうだ。元々カメラ少年だったけれど諸事情あって封印していた。それが還暦過ぎて爆発~!。写す上で技術的不安は何もなかったtakaさんだから、今古いライカで撮るのが楽しくてしかたないそうだ。街角でこのバルナックライカで撮っていると、通り過ぎる若者が「カッコイイ~!」なんて言うそうで、益々やる気満々。今度このカメラで撮った写真をCDにコピーして送って頂ける。楽しみだけれど、怖い気もする。私が撮ったらまともに撮れないのだから、この世界は目を瞑ろうと自分に言い聞かせているのでありました。しかしカッコ良いなぁ~。
日曜日、暴風雨の中伺い紐財布を購入しました。
妻はあれから、なでて触って、ずっと机の上に置いて眺めています。
紐部分のコバの美しさと言い、これ以上無いぐらいの技術にため息が出ます。
Leicaは後数年すると、デジタルのフルサイズM9がお安くなるでしょうから、その時が狙いどきかと。
Re: K&T さん
お伝え頂ければ、色々お話出来たのに。今度来られた時にはモノ作りの色々お話ししたいです。
奥様に喜んで頂けてよかったです。
ル・ボナー松本