ル・ボナーの一日

「アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型」がやはり好き

2015年10月30日

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私の愛する1998年式のアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型は夏に車検を受けた後すぐに電気系のトラブルで動かなくなり、その後もクラッチの頑強そうな金属パーツが割れるというアクシデントに見舞われ、パーツがすぐに入手できないという事も手伝って多くの時間を修理工房にあずけた(計1,5ヶ月以上)。今までで最も色々なアクシデントが続いている今日この頃。

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その間に新車を運転する機会や顧客の車に同乗する事が何度かあった。私が魅了された145に感じたスリリングなドライビング感は、安普請が生み出す不安定感だと知った。マイ145は量産アルファの中で軽量が功を奏して一番早い、ただその早さを楽しむには勇気と緊迫感を必要とする。現行車の時速120キロはアルファの時速80キロより安定している。コーナーを抜ける時もまるで安定している。正動能力は雲泥の差。

そんな時、古くからの友人がセカンドカーで維持している初期型「アウディーTTカブリオレ」を、あまり乗る機会がないので維持してくれるなら譲ってもいいよと提案があった。

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このダークグリーンの初期型TT。チャーミングさと運動能力を併せ持つ傑作オープンカー。

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この画像のインテリアのMT。21世紀になってからのレザーシートの中で、このシートがマセラティクーぺに次ぐ魅力を持っていると革マニアな私は確信する。アウディーの中でも最も美しいインテリア。

家族も親しい顧客たちも145を廃車にしてこの車に乗り換えることを勧める。それではアルフィスタである事を放棄する事になる。誰もそれを嘆く人はいないとあざ笑いながら皆言う。私は動揺した。

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そんな時、私の「アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型」が私の元に帰還した。やはりドライブすると面白い。安全性に目をつぶったというか無視したようなエンジンの唐突なバイクのような軽い吹け上がり。やはり五感を研ぎ澄ましてドライビングしないと危ないと感じる緊張感。中速でのコーナーでもやわなボディーとサスペンションが悲鳴をあげる。人馬一体感をこれほど感じれる大衆車は、安全最優先の現行車ではまず味わえない。

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チープな内装だって、精一杯デザインされていて居心地良い。ハンドルとシフトノブのしっとりした革の触感は最高でグリップする。現行車の合成レザーでも同じの革とは別物。

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アルファロメオというイタリアの大衆が愛したスポーツカーブランドが好きだ。そのスポーツする心を失わずに車作りを続けて100年。多くの問題点を内包しながらそれを許す価値を持っていると私は思ってる。移動手段として考えれば厳しいかもしれないけれど、こんな面白い悪女はいない。

でも「アウディーTT」は気になるし、漆黒のGTVアルファコルサも控えている。でも〜やっぱこの20世紀最後の問題車と揶揄されるアルファのファミリーカーが好きだな。

Le Bonheur (22:33) | コメント(0)

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