ル・ボナーの一日

2008年初めての独立系鞄職人の独り言2008年02月15日

やっとめどが立った革小物を作っていただく職人さん。これから順次作ってもらいます。 私はその職人さんに作ってもらう長財布のサンプルを作っておりました。ついでに何個かお店に並べる品も一緒に作りました。あとコバを磨いて念を入れ […]

不易を求めて2007年12月16日

メンズバッグとレディースバッグは同じモノを入れるカバンですが、根本的に違うなぁ~と思うのです。 メンズを作る場合、多くの決まりがまずあり、それを崩して作ることは出来ません。 まず入れるものに制約されたサイズ。こだわりを持 […]

ドイツ車VSイタリア車2007年11月21日

10年一緒にいた1968年式フォルクスワーゲン・ビートルが、神奈川の茅ヶ崎の陶芸家の卓ちゃんの所に旅立って1か月と少し。ようやく車検が通って機嫌良く湘南の海岸線を走っているよと、連絡がありました。神奈川は兵庫より車検が厳 […]

独立系鞄職人への道2007年10月29日

私の独立系鞄職人としての30数年の大部分は七転八倒紆余曲折、お世辞にもカッコ良いモノではありませんでした。21歳で結婚し、すぐに子供が生まれ、それまで居た手作り鞄のグループは大変楽しく面白可笑しく鞄作りが出来る環境ではあ […]

久々、独立系鞄職人の独り言2007年09月08日

多くのカバンを作る職人は、段取り全般をするメーカーから裁断されたバッグの部位と付属品を受け取り組をみ上げることに集中することを仕事としている。鞄1個の縫製工賃×数で収入は決まる。そのため効率の良い生産システムを組める一部 […]

アイデンティティー2007年08月18日

古い時計は非防水で衝撃にも無防備です。コンピューターもなかったので、職人の技術と経験が頼りです。しかし使う人の思い入れに比例した古時計は100年の時を越えて現在も存在しています。 私はそういったモノが好きです。一生を共に […]

私は鞄職人です。2007年05月15日

昨夜電話でTAKUYA君と鞄作りについて色々話しました。話しながら自身の鞄作りの現状と夢と妥協を思い浮かべました。 30年間鞄を作り続けて七転八倒し、多くの人たちと知り合ったことで多くのことを学び現在に至り、今が今までで […]

美しい日本の自然と独立系鞄職人2006年12月01日

海外から帰って感じることは日本の自然は豊かだということ。 温帯の地域で、これほど変化があり緑豊かな国は他にないのではと思う。 イタリアを北から南に南下したのですが、田舎の風景はモナリザの絵のバックに描かれたような風景が続 […]

豆カンナと念引き2006年10月02日

私達がコバを処理する時、豆カンナと念引きは必需品です。 豆カンナはコバの角を削るため必要なのですが、私達は刃の厚みが薄くて、削る部分に真鍮の板がついているタイプのものが良いと考えていますが、道具屋さんでは見かけなくなって […]

独立系鞄職人の独り言(3)2006年09月21日

私たちはひと世代若い独立系鞄職人の日下さんご夫婦と親しくさせていただいています。 日下さんご夫婦は、札幌で鞄作りをされています。一度神戸に来られ、そのやわらかな人柄に好意を持ち、メールその他で今も交流をつづけています。 […]

アーカイブ