ル・ボナーの一日

「キャップレスLS」が革張りになった訳

2020年02月28日

久々万年筆ネタブログ。私は万年筆がなぜか好きです。ただ此の所 新品を久しく購入していなかった。でも久々どうしても欲しいと思う新製品に出会い入手しました。

そうなんです万年筆の中でもパイロット万年筆系のキャップレスが好きなんです。その中でも90年代の多面体キャップレス。パイロットは万年筆業界のトヨタ自動車みたいな立ち位置じゃないかと私は思ってる。技術力、販売力は別格、ただ売れるから良いと思っているのかデザインはうぅ〜今三ぐらいが歯がゆくて残念だと思っていた。そんな時、多面体キャップレスを知った。私が万年筆に興味を持ったのはここ10年強ほどで、その多面体キャップレスはもう現行キャップレスにモデルチェンジしていて文房具屋さんでは売っていなかったので知ったのが5年前ほどだったろうか。この意匠はラミーにも負けない造形美と質感を持っていると夢中になった。そしてその後現行のキャップレスも入手するようになった。

ただ現行のキャップレスはペン先が乾かない事は格段に進化したとは思うけれど、意匠と質感が落ちたと思っている私。クリップ根本のブリッキーな取り付け方、シルバー部分のメッキの質感も好きでない、そして書く時金属軸に塗装のオーソドックスキャップレスは滑る感じがして書くことに集中しにくい。なので細軸のデシモに革巻きして(革巻きすると丁度キャップレスの太さほど)使っている。そうすると滑らなくて書いてて楽しい。質感的にはフェルモが現行品では好きかな。グリップ感と重さが私好みなので革は巻かずに使ってる。キャップレスに革を巻くと私的には少し太いかなと思う。

そんな時私と同じ思いを持つ人が多くいる事を知ってかしらずか、キャップレスLSが発売された。そして私は入手した。

そのキャップレスLSがこれ。

パイロットが作ったエルメスの万年筆「ノーチラス」を実際に触れた時、ペン先をしまう時の優美さに魅了された。でもあの優美さだけにあのお値段を出せない小市民な私。そんな時その優美さを持ったキャップレスLSが発売されたのだから買ってしまいますよね?

クリップのブリッキー感はなくメッキもより質感増し、中央部分のメッキリングの刻みが宝飾品のよう。塗装もしっとり感があり絶妙な重さのバランスと相まっていつまでも書き続けたくなる。それに加えノーチラスギミックが持つ喜びを増幅する。

何も手を加えなくてもキャップレスの完成型をそこに見た。でもボンジョルノはやんごとなき理由で購入して数日後やってしまったぁ〜

革巻きにぃ〜

このLSは巻かない方が良いと思う。巻くと149ほどの太さになりちょい太い気がする。でも巻かないといけなくなってしまったのだ。実は作業机の上に置いて愛でながら仕事をしていた。ある作業で瞬間接着剤を使っていたら、何とその液をLSの軸に溢してしまったぁ〜あわてて拭き取ろうとしたら時はもう遅かったぁ・・・LSの美しい塗装にシミが出来て取れない。でしかたなく得意の革巻き仕様に。まあこれはこれで良いけれど悔やまれる。やはりノーマルLSがぁ〜今我が家の金融庁と交渉中〜

パイロット キャップレスLS お勧めです。

 

 

Le Bonheur (11:04) | コメント(0)

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