ル・ボナーの一日

「ペーパームーン・ボストン」登場〜

2021年03月15日

世の中、旅行時はキャリーケースが多くなりボストンバッグ不遇の時代。でもやはり革製のボストンバッグ持って旅すると豊かな旅情の素敵なアクセントになるのではないでしょうか?そう言いながら作っても売れないからとボンスントンバッグが店頭から消えて久しかったル・ボナー。そんな時、CIRCLEさんの青山さんからペーパームーンシリーズでボストンバッグ作りましょうよと。柔らかな革のジャケットを羽織っている時に感じるフィット感と共通する感触を念頭においてデザインしたペーパームーンシリーズの共通発想でボストンバッグを作れば、荷物いっぱい詰めて重くなる大きなボストンバッグでも、使ってみたいと思って頂けるのではないか?ペーパームーンシリーズはショルダーバッグ、リュック、次はブリーフケースと思っていたけれど、急遽CIRCLEさんの7周年に合わせてペーパームーンシリーズ第3段はボストンバッグにする事に。ソフトな質感がペーパームーンシリーズの生命線、それでいて負荷のかかる部分の強度は損なわないようにと心がけて意匠仕様を考える。荷物がいっぱい入って重くなるボストンは負荷のかかる部分の強度は特に意識しながら、ペーパームーンシリーズの共通コンセプトからは逸脱させない。そしてサンプルを4度作って本生産開始〜

CIRCLEさんの7周年記念発売日スタートの3月20日にギリギリ間に合いました。最大サイズ横45cm×縦32cm×幅22cm、柔らかなので分かりにくいですが本体もマチも台形なので一応測った最大部分。柔らかなので入れる荷物の融通はナイロン素材のボストンバッグ以上。

ディアキップのネイビーはブルーと言った方が良いぐらい青いですがネイビーです。芯は底部分に使っているだけで内装のリモンタナイロンと縫い合わせが軟骨の役目をして何とか立っています。

背面はこんな感じ。この部分がパターンにおいて一番苦労した。それはどういう事?と疑問に思われている方は後半まで読んで頂ければご理解頂けるはずです。

サイド両側に大きなポケット。此処にはiPad miniが余裕で入ります。ペットボトルだって何本でも。ショルダーの付け根は負荷最大、それでも大丈夫なように表からは見えませんが工夫しています。

今回もディアキップ5色で作りました。

黒、

グリーン

ダークブラウン

そしてワイン。

前ポケットの内側にも2つの大きなポケット。内装のリモンタナイロンは共通のスカイ?カラー

背面ポケットの中も3箇所に分けたポケット有り。メイン室に内側にはファスナーポケット2つ。ハンドル付け根も重さを耐える工夫を目立た様にしながら加えています。

こんな感じでキャリーケースのハンドルに挿して使えます。マエストロやビジィーリュックのようにベルトを縫い付ければ簡単にこの仕様が出来るのですが、それだとステッチを極力表に見せないペーパームーンシリーズのコンセプトを損なうと思いました。それで七転八倒しながらこの部分のパターンを工夫した訳であります。実際にこの部分を店頭で見て頂くとその苦労分かって頂けるかと思います。コンピューターでは起こせないペーパームーンシリーズのパターン、プロが分解して一枚一枚型紙に写し取っても作れるか五分五分な超難解パターンのペーパームーンシリーズの中でもボストンは頂点です。

いっぱい荷物入れて使ってみてください、持った時の重さより歩行時の方が軽く感じて頂けるボストンバッグのはずです。税込み110,000円で3月20日より発売開始〜。

ペーパームーンシリーズ3点揃うとシリーズらしくなったと微笑んでしまう。使うと分かるその魅力。

 

Le Bonheur (14:55) | コメント(0)

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