ル・ボナーの一日

神戸人 N氏のブルー

2007年01月06日

N氏のブルー.jpg 里帰りしていたN氏が、注文されていたブルー色のブッテーロに黄色のステッチをきかせた太ダレスを受け取りに来られました。 神戸生まれのN氏は、東京の虎ノ門で働く神戸人。神戸を愛するN氏は、色を愛する。 N氏の色は中年チョイ悪風なブルー。イタリアンブルーです。 時計はお祖父さんが使っていた初期型のグランドセイコー。それにブルーのクロコの時計ベルト。現行のGSの手巻きより良い感じ。それにブルーのクロコで合わせるのが神戸風?。 万年筆はブルーのアウロラ。これはフルハルターの森山さんにペン先調整してもらった1品。書き味なめらか、インクはパステルブルー。 それにブルーのル・ボナーの太ダレスが加わります。大変満足していただいて私もニコニコ。 そんなN氏の選択に私も共感します。ちなみにN氏の愛車はブルーのプジョーだそうです。 ダビゾフNO2.jpg お土産にダビゾフのNO2の葉巻を2本。私にとって何よりのプレゼント。1本の葉巻で1時間ほどの至福の時を過ごせます。ゆったりした心持の時楽しみたいと思います。 葉巻とモルトウイスキーの香りを愛するN氏はその後、神戸に帰神すると必ず訪れるバー バランザックへ。2日連チャンでの訪問のようです。

Le Bonheur (21:54) | コメント(6)

Comments

  1. オカザキ より:

    お世話になっております。
     N氏のブルーに統一する徹底ぶり、感服いたします。
     私はパステルからビビッドまで、身につけたり持ったりしても違和感がない範囲で、いろんなカラーを楽しみたいんで、統一性がありません。
     多分、モノしか見てないから、カラーがバラけてしまうのかもしれません。

  2. ル・ボナー松本 より:

    オカザキさん
    ちなみにスーツの裏地もブルーだったような。金具の色は金色。統一すると突出した感じがなくて良い感じ。新鮮な刺激をうけました。

  3. orenge より:

    グラデーションはありだと思います。自分が幸せになる合わせかたが一番いいと思います。しかし,わたしもおそらくオカザキさん(はじめまして。)と同じタイプの合わせ方だと思います。色で合わすというよりも素材感や分量で合わせます。いい仕事をしたモノは色を超越して合わせることができます。つまり,守備範囲が広いということでしょうか。調和しつつ自らもしっかり主張しています。なにせ深みがありますから。だから,いっけん,ル・ボナーの統一感のないように見える商品構成がすごくステキだと思います。

  4. ル・ボナー松本 より:

    orengeさん
    自分らしさを表現する方法は色々ですね。自分らしく人生を楽しみたいと思います。

  5. Y.N. より:

    御礼と感想が遅れ申し訳ございません。10年以上ぶりに期待を遙かに超える職人技を拝見することができました。感動的な作品をありがとうございます。
    東京において、ダレス予備軍が作品を囲み、明るい光の下での大理石のような表面の質感など、ただただ感嘆しておりました。皆の統一した意見は、自分が、人前でこの鞄を持つのが相応しいかどうか、それぞれが、人生経験・人格について自省したことです。
    実は、ル・ボナーさんの鞄と出会った数年ほど前は、グリーンが好みでした、その後、自分の好みを優先するより、他人から見て好印象の色彩とは、との考えから、青系統の色彩、さらに同じ青でも好印象のものに傾倒していきました。今回、このような青の表現があるのかと驚きました。
    さて、立派なダレスを作って頂いた結果、これを上品に際だたせる、自己主張をしない抑制のきいた洋服が必要になってきます。ル・ボナーさんに引き取りに伺う際に、六甲アイランドでたまたま見つけた「石田洋服店」も、興味深いお店の様です。少し気になっております。

  6. ル・ボナー松本 より:

    Y,N,さん
    気に入っていただき、作った者にとって何よりの喜びです。
    お店を持ち、鞄作りをすることで多くの魅力的なお客様に出会える事はほんとにありがたいことです。
    これからも宜しくお願いします。

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