初めて入手したバタラッシー社のプエブロという革は独特な革です。
ショルダー部分をイタリア古来のなめし技法、バケッタ製法で仕上げたタンニンなめしの革であることはバタラッシーの作る革はすべて共通なのですが、このプエブロは表が革の裏と同じような感じに表面を起毛させています。バックスキンやヌバックとは違う、まさに革の裏状態なのです。
私があまり好みでないプールアップ革の磨き上げる前の状態がこんな感じなのかもしれません。
しかしプエブロは、なめしがしっかりしているのと、良質のオイルを染み込ませていること、それになによりバケッタ製法が功を奏して、生地で磨くと艶が出て、不思議な経年変化が楽しめる感じがあります。
革だけは保守的な選択をする私ですので、プエブロのような特殊な革は定番の製品に使うことはありません。今回はお客様の注文されたカバンの要望に沿ってこの革を選んだ訳ですが、面白い風合いになりそうで作るのが楽しみです。




松本さん、プエブロ,何かわくわくしますね。
これが12月ごろには自分の鞄になるとは!!!
神戸出張を早めるつもりです。
それからTAKUTAさんのサイトものぞいてみましたが、これも○欲を刺激して見なければよかった。