ル・ボナーの一日

万年筆が向こうからやって来る~

2009年05月18日

先週の土曜日は萬年筆研究会(WAGNER)の第4回関西地区大会が神戸で開催された。 1ヶ月ほど前に営業活動?として参加させて頂いたペントレin東京を主催した皆様方が 大挙神戸にやって来られたのであります。 朝一番つきみそう先生が誘いに来て頂いて、行きたいのは山々なれど、 神戸の離れ小島で静かに仕事することにいたしました。 しかし先生、万年筆愛好家3人を引き連れて午後のひと時ル・ボナーに。 これがまた大変な人たちでありました。 %EF%BC%95%EF%BC%91%EF%BC%96%E3%81%84%E3%81%A3%E3%81%B1%E3%81%84%E4%B8%87%E5%B9%B4%E7%AD%86.jpg 40本入り万年筆ケースを持ち歩くのです。その上あと数十本はカバンの中に。 私は「万年筆にはあまり興味がないのだけれど」を念仏のようにつぶやきながら・・・・・ 持って来られた大部分の万年筆の書き味を試し書きしてしまったぁ~。 その中でも特に気になったのは~ %EF%BC%95%EF%BC%91%EF%BC%96%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%EF%BC%91%EF%BC%94%EF%BC%92.jpg モンブラン142テレスコープのそれも緑軸ではありませんかぁ~!。 このグリーンのセルロイド軸はウォ~ワンダフル!。 書き味もまさに私好みのモンブランテレスコープ。 欲しいと思う気持ちは山々なれどそう簡単に入手出来る品ではないしその上高価だろうし、 指くわえて書き味楽しめれればそれでいいと思っていたら、 P&Mの魔の委託販売コーナーに同じグリーン軸の142テレスコープを持ち込んだ人がいるという情報まで一緒に持って来たぁ~。残酷な情報。 でも委託販売コーナーに展示される前にスタッフK女史がまた押さえることになるのかなぁ~。 彼女の万年筆欲しい病にはかなわない。しかしその方が私には都合が良い。 私は50年代のモンブランはボチボチ楽しめればそれでいい・・・・・。 %EF%BC%95%EF%BC%91%EF%BC%96%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%83%A9%EF%BC%98%EF%BC%98.jpg それよりこのアウロラ88。 017.JPG このハイレグペン先への執着心はつのるばかり。 シンプルな旧アウロラのペン先も魅力を感じるけれど、 この一時期あったほんとに伸びやかに長ぁ~いハイレグペン先はアウロラ史上、 ほんの一時期咲いたイタリアの色香の化身。 私は探し続ける。見果てぬ夢に終わらせたくない。 いつかと思える自分だけの特別な品があることが幸せ。 欲しいけれどすぐには入手出来ない。 その心の相克を楽しもう。それでいいのだ。 と自分に言い聞かせるボンジョルノでありました。

Le Bonheur (21:05) | コメント(4)

Comments

  1. たかくん より:

    久保特製146は、先日のモンブランペンクリニック@京都店で、
    軸クラックが発見され三ヶ月の海外渡航と相成りました。
    ただ帰国後の心斎橋工房にて名物親父の手で僕の筆圧に耐える
    頑健なペン先になるそうで楽しみです。
    心斎橋の親父は京都店では暇そうにしていましたよ。
    あと、自分が調整した特製ボエムを見て笑っていました。
    この写真のペン先は某店の怪しげな漆塗エボナイト万年筆に
    搭載されています。大人しく購入してしまいましょう!
    勿論、値切り倒した後(?)でお届けすることも可能です。
    Re: たかくん さん
    お持ちの漆塗エボナイト万年筆の先についてるアウロラのペン先は素敵でそれも欲しいけれど、違うんですよ。もっと伸び伸びハイレグペン先なのです。それに金欠だし万年筆はそんなにいりませんから。欲しがりません勝つまでは。何に勝つのか。
                             ル・ボナー松本

  2. 夢待ち人 より:

    その節はお世話になりました、初めてお店を訪問させて頂き素敵が満載の店内に見とれるばかり、T氏のケースに見入る松本様はそれを越える程、熱く輝いて見え、萬年筆菌が蔓延する店内で私もマスク無し状態で症状がこれ以上悪化しない様にするが精一杯でした(笑)次回は鞄の方でも宜しくお願いします。感謝
    Re: 夢待ち人 さん
    来店頂きありがとうございました。
    あのメンバーの中では一番バランスをなんとか保ったモノ好きさんだと感じておりました。万年筆以外のお話しも出来ればよかったのですが、あの一杯の万年筆を目の前にして、それどころでないボンジョルノでありました。
    今度来店される時は鞄のお話いたしましょう。
                               ル・ボナー松本

  3. たがみ たけし より:

    先日は店先で万年筆を開陳してお店に多大のご迷惑をかけてしまったようです!ごめんなさい!今度伺う時にはそのような事が無いように厳選して万年筆を持って行こうと思います(って、結局持って行くのかよ!)
    しかし初めてお会いしたのに気軽に接して下さって有り難うございました!何せ人見知りが激しいもんで(笑)!
    Re: たがみ たけし さん
    そうなんです。スタッフKさんから人見知りする方だと聞いていたのですが、そんな事なくていっぱいの万年筆を見せて頂いて楽しかったです。次回来られる時も重いとは思いますが50本以上の万年筆を持って来てください。私はそんなに万年筆には興味がなくて人見知りする人間ですが、まだ試し書きしなかった万年筆あったと思いますので。
                                ル・ボナー松本

  4. Bromfield より:

    先日は、すてきなお店に寄せていただき、楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。つきみそうさんの案内で、お店に寄せていただいた3人のうちの一人、Bromfieldです。
    鞄などの製品のカラフルさに圧倒され、神戸に来た実感を持ちました。ノートカバーなど私自身が用いたいものに加えて、カミさんが大好きになること間違いなしの鞄の数々。今度は、カミさんとお店に寄せていただきたく考えております。
    ところで、先日のWAGNER小田原大会で、誰が一番帽子の似合う方かと話題になり、「ル・ボナーの松本さん」ということで、参加者が一致しました。ブログでも拝見していたのですが、奥に並んでいた帽子も素敵でした。
    今後ともよろしく、お願い申し上げます。
    Re: Bromfield さん
    来店頂きありがとうございました。是非次回は奥様とお出で下さい。お待ちしております。
    次回来店された時は万年筆以外のお話をいたしましょう。その方が実は得意な私です・・・・・?。
    しかしはげ頭には必需品の帽子を褒めて頂くのは大変嬉しゅうございます。
                               ル・ボナー松本

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