ル・ボナーの一日

品不足気味なシュランケンカーフ

2010年09月22日

現在ル・ボナーの定番中の定番革となったシュランケンカーフは、カラフルな素敵な色がいっぱいある。染料仕上げの革ではこの色合いは難しい。またただ顔料を厚塗りした革だと、この質感は得られない。染料仕上げした上に革の質感損なわない塩梅を見ながら、顔料を薄塗りする。そしてその絶妙のバランスが、本シュリンク加工した革のシボの凹凸の陰影がより味わいを深める。素敵な革です。 このドイツ・ペリンガー社が作るシュランケンカーフがこのところ品薄状態。このシュランケンカーフを使い始めた6〜7年前は日本でこの革使って製品作りするのは2〜3社だけで、思いのまま入手することが出来た。しかしこのところ人気沸騰し、多くの人たちが使うようになり、思うように入手出来なくなってしまった。輸入元のサライ商事の常務は、ブログ職人・ボンジョルノがシュランケンカーフは良い革だと連呼するからで、自業自得だなんて言う。それにしても困った事であります。 IMG_8363.JPG そんな理由からスポットでの入荷だけでは品薄状態解消しないので、前回ペリンガー社の社長さん来日時に正規のシュランケンカーフを頼む事にした。その時頼んだ何色かの中でスカイ色だけ届いた。11月になると言っていたのに、スカイのシュランケンカーフだけが先に。正規品は見た目全然変わらないのに、スポット品に比べて1、5倍の値段してしまう。しかし品薄解消にはいたしかたない。 このスカイ色は一部の人たちに絶大な人気がある色なのだけれど、スポットでの入荷は一度のみでその後全然入荷がなくて、痺れを切らしての注文となりました。スカイ色の製品が登場するのは、今しばらくお待ち下さい。何を作ろうかなぁ~?。 IMG_8361.JPG アイリスは今年の新色だ。ル・ボナーでシュランケンカーフの中で1番人気の、光の具合でチョコ色にも見える深く上品な色のパープルを、明るく軽やかにしたライトパープルなアイリス。この色では現在製品化進行中。まずはクレール。マチがなくて薄いショルダーバッグだけれど、シュランケンカーフのふくよかさが思う以上の容量を生むレディース・ショルダーバッグ。アイリスの爽やかなパープル色が映えるはず。それと大和出版印刷、分度器ドットコム、Pen and message.の3社コラボレーション企画の四角のダイアリーノート用のル・ボナー製革カバーでもこのアイリス色でも作ります。 他にもいっぱいのカラーバリエーションあるシュランケンカーフだけれど、思うように揃いません。でもこれからもシュランケンカーフはル・ボナーの大事な定番革です。 それにしてもこの業界は不思議です。数年前までの円安時代は当然のように値上がった革や付属資材。だのにここまで円高なのに見直しされない価格。輸入皮革は当然だし、国内の革も原皮は海外からの輸入品だから同じ。だのに高止まりのまま。色々な理由は聞かされるけれど、やはり変だ。市場原理が働かないこの業界の理不尽さ。益々海外ブランド品が幅をきかすことになり、業界規模縮小の原因となるのに。そんな業界と関わりながら、我が道を進み続けるル・ボナー。

Le Bonheur (22:14) | コメント(8)

Comments

  1. アバター ミィ より:

    アイリス とても素敵な色ですね。
    わたくしにとってとても思い出深い名前でもあります。
    アイリスで名刺入れを作る予定はございませんか?
    ただの「わがまま」です……
    Re: ボンジョルノより
    アイリスは十分在庫したので、これから順次色々な製品を作って行きます。なので次回名刺入れ作る時は候補にと思っています。ただ制作はまだまだ先になると思いますが。

  2. アバター Dio より:

    リスシオ・ワンのカバーが、最初の出逢いでした。
    見た目でやられ、手に取って更にやられました。
    本物はいい。という迫力に…
    発色と風合いの良さにはそんな理由があるんですね。
    Re: ボンジョルノより
    そうだったんですか。知りませんでした。
    アップルファミリーにお互いなって以来まだお会していないですね。お時間見つけて来店お待ちしています。

  3. アバター okamoto より:

    アイリス見てみたいなぁ。。。
    シュランケンも、これから円高で安く成りますよ。半年以上先でしょうけど。。。
    って、円高ですよね?今。。。(^^;)
    Re: ボンジョルノより
    アイリスは魅力的な色ですが、貴殿はライムグリーンでしょう。私も同じですが。
    一般的な市場原理ではそうなのですが、この業界ではその一般常識的にはいかないのです。本当に驚いてしまいます。

  4. アバター orenge より:

    円高・円安はどこの時点を基準にするかで違ってきます。購買力平価(両国の同一物の物価)を考慮しても見方がかわってきます。さて今は円高なので,1ドルを120円も出して交換していたものが,1ドルをたった85円で交換できるわけですね。円の価値がドルに対して上がっています。(円高)1ドルのものを120円で買っていたものが,たった85円で買えるので輸入品が安くなります。ドルは基軸通貨なので,ユーロ(円からドルそしてユーロに換算されるので)に対しても基本的に円高になるのでイタリアの革が安くなるはずですが,商社もそれまで輸入したものがあるのですぐに円高を反映しないのでしょうね。でも,要望していくことを続けないと安くなる可能性が・・・
    Re:ボンジョルノより
    要望し続けていますが、下げなくても売れるからと強気です。私たちのような零細業者の要望はなかなか。

  5. アバター aero より:

    やった! 待ってました!
    スカイが入荷されたんですね。これから作ろうと考えられているものの中に、パパスとピッコロは? 入ってるのでしょうか?
    是非入ってることを願っています。よろしくお願いします。ル・ボナーの品物が増えてきました~
    Re: ボンジョルノより
    ピッコロは生産が始まり、そのため次回生産時には加えます。パパスも同じ様に計画に入れて置きます。まだまだですが楽しみに待っていて下さい。

  6. アバター 綾女 より:

    待望のスカイ、そして新色はこれまた個人的に大好きな紫系しかもアイリスとはミィ様と同じで思い入れ深い色です。
    是非是非にどちらのバックも見てみたいです。
    (それがティアだった日には飛んで行きたい位に)
    漸く秋になって革の暖かさが似合う季節、どんな作品を作られるのか楽しみにお待ちしております。
    Re:ボンジョルノより
    やっと涼しくなって、革が似合う季節になって、ほっとしています。素敵だと思って頂ける革製品を二人で作っていきたいと思っています。頑張ります。

  7. アバター NGS より:

    はじめて投稿させて頂きます。
    お手入れ方法のページで、クロームなめしにはデリケートクリームがおすすめとありますが、ボックスカーフの場合、デリケートクリームでよいのでしょうか? その場合、おすすめのメーカーはありますか?
    ご多忙の中恐縮ですが、教えて頂けると幸いです。
    Re: ボンジョルノより
    デリケートクリームだと、
    モーブレイかコロニールあたりが良いかと思います。

  8. アバター ショコラ より:

    私の業界も同じです。
    来月から原材料が全品1割~2割値上げです。
    99%輸入してるはずなんですが?
    値下げするなら理解出来るんですけど、このタイミングで値上げとは?
    ボンジョルノさんもへこたれずに素敵な革製品を作り続けてください。
    陰ながら応援しています。
    Re: ボンジョルノより
    お互いこの不条理に負けずに頑張りましょう。
    質が良くなるのなら納得も出来るのですが。

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