ル・ボナーの一日

キーホルダー  ル・ボナー

2006年05月10日

ベルトキーホルダーウエブ.JPG 20年近く作り続けているキーホルダーです。 ル・ボナーの商品の中で、買いやすい値段の商品ですが、ル・ボナーを特徴付ける技術を盛り込んで作っています。いせ込み、斜め漉き、コバ磨きなど。ナスカンもニッケルメッキではなくて、クロームメッキで仕上げています。 私にとって思い入れの強い小物です。それ故、名前もル・ボナーと付けてます。 一番厚みのあるところで6ミリ強あるのですが、その厚みを感じさせないで、質感は残す工夫をしています。 同じタイプのベルトキーホルダーは他のブランドからも出ています。 でもル・ボナーのベルトキーホルダーは比べると手をかけて作っていることを、解っていただけると思います。 シンプルな小物ですが、ル・ボナーの技術の多くを入れ込んだ一品です。私も愛用しています。 私は物の良し悪しは、値段の高い安いとは関係ないと思っています。 作り手の思いが入っていて、買う人がそれを感じれれば、良い物だと思います。 マーケティングや宣伝力から作られたモノは、消耗品で、飽きてしまいます。 いっぱいなくてもいいから、心を感じれる物たちと一緒に過ごしたい。作ってゆきたい。 Fポーチ.jpg 10年近く前に、特注で作ったポーチがハンドル交換で戻ってきました。 本体はシャークスキン(サメの革をヌバックのように起毛させたもの)で、ハンドルなどの部品はオーストリッチを使って作りました。 シャークスキンはまだまだ現役ですが、オーストリッチの部分が弱い。毎日ご主人さまのお供をして、この状態なら合格点かな。 ハンドルその他を交換して、綺麗にお手入れしてあげれば、このポーチ、毎日使ってもあと10年は大丈夫でしょう。出来れば、何個かのポーチを交換しながら使っていただくと、一生ものですが。 このポーチの持ち主は、ここにお店を出した14年前からのお客様で、爽やかで魅力的な人です。 彼が驚くほどに、綺麗な状態に復活させてみせます。

Le Bonheur (08:58) | コメント(1)

Comments

  1. イマノブ より:

    このキーホルダーをいただき、愛用しています。とても気に入っていますので、松本さんの思い入れを知り、ますます愛着がわきます。

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