ル・ボナーの一日

昨日、今日、明日も手縫いは続く。

2008年01月16日

1%2C16%E3%83%80%E3%83%AC%E3%82%B9.jpg 太ダレスのトップの枠の手縫いの日々。 集中して手縫いだけに専念したとしても、一周2時間強かかってしまう行程です。 お店をしながら、色々な雑用が加わる現状ではその倍ほどの時間がかかっています。 昨日も、今日も、明日もこの作業を続けている私であります。 ミシンで縫えない訳ではありません。 菱目打ちで手縫いの菱を切り、そこを手回しでミシンで縫えば、手縫い風のステッチになるかれど、 手縫いほど糸は絞れていないので、負担のかかるこの部分から変形を生むと考え、私は手縫いしている。 もう少しで完成です。思いのほか時間がかかりました。 でもあせらず、カバン作りしていきます。 %EF%BC%91%EF%BC%8C%EF%BC%91%EF%BC%96%E3%83%80%E3%83%AC%E3%82%B9%E6%89%8B%E7%B8%AB%E3%81%84.jpg 太ダレスが完成したら、東京出張に向けてしておかないといけない事がいっぱい。 今度の東京出張は、革小物の充実に向けて、新しく作ってもらう職人さんのところで一緒にサンプルとにらめっこしながら意思疎通を図る大事な出張。 ル・ボナーのバッグたちの多くは、私たちの思いを理解してくれる信頼する職人さんに作っていただいています。私たちはデザインし、型紙を起こし、サンプルを作れば、理解して作っていただける職人さんたちがいます。そんな職人さんたちがいてくれるから、ル・ボナーには多くのオリジナルのカバンたちを並べることができます。 しかし、私たちはこの工房で、量産だと作れないカバンたちを作り続けます。 それが私たちの存在意義であり、アイデンティティー。 ハミはキューブ・ボストンを作っています。雑用は色々あるけれど、カバン作ることに専念できる時のハミは楽しそうです。 50歳を過ぎた私たち二人ですが、夢や希望をカバン作りに託して、伝え残したい事がいっぱいあります。私たち二人だけでは伝えきれません。 協力してくれる仲間や職人の人たちと一緒にル・ボナーを豊かなものにしてゆきたいと考えています。

Le Bonheur (12:09) | コメント(4)

Comments

  1. 三好 より:

    太ダレス良いですね。1年以上使っていますが、いっぱいの物が入るし、その割には軽いし、カッコは良いし、使うほど良い味が出てきました。
    この鞄を持つ人が街にいっぱい増えていけば良いなと思います。
    私は明日この鞄を持って、アンティークのオメガコンステレーションを見に(買いに?)行こうと思ってます。

  2. 三好 さん
    三好さんに購入していただいた太ダレスの経年変化を見せていただいて、革の厚みを変更して作ったことに自信が持てました。
    えぇ~!オメガのコンステどこで?程度の良い金無垢ケースだと一般アンティーク価格だと30万程度。いくらで入手するのですか?いつのまにか三好さんもアンティーク時計コレクターへの道を歩んでいますよ。行動範囲の広い三好さんが本気になったら、お値打ち品をいっぱい見つけ出すのだろうなぁ~うらやましい。

  3. taka より:

    会長さん
    快調に出来上がってきていますね!
    写真をみても、使ってみても太ダレスはルボナーの看板製品ですね!
    この前もどこでいくらで手にいれたの聞かれて、値上げも含めて答えておきました。
    その人の感想「すぐ欲しい、待つのか!!!」
    私の反応「いいものは待たねば」
    ところで神戸行きは1/31、2/1ですが会長の東京出張で行き違いになりませんか?

  4. takaさん
    31、1日は間違いなくおります。takaさんのダレスも間違いなく出来ています。残金持って来て下さい。
    絶対中折れ帽被って来て下さいね。被りつづけることで、自然体になりまぁ~す。そして次はボーラーですね。そしたらtakaさんが会長です。

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