ル・ボナーの一日

フェルディナンドカーフのレジェ・ボストン2011年07月08日

フェルディナンドカーフという革があった。北欧で作られたそのカーフ革が私たち二人は大好きだった。表皮の摩擦強度は決して強い革ではなく、荒い使い方をすると無残な状態になるけれど、しっとりとした上等な質感が大事に使わないとと使 […]

ブッテーロという革には今でも驚かされる2011年06月21日

ブッテーロのエージングは驚くほど清潔感を持った変化をする。そのブッテーロ革のお手入れにおいてル・ボナーのお客様の中で名人級は何人かいて、ハンカチ使った磨きにおいては、グリーンのブッテーロ大好きのFさんが最高峰。ハンカチで […]

クロームなめしの革の魅力は手触り2011年05月27日

クロームなめしの革はタンニンなめしの革のように使い込んだ時に大きな変化は期待出来ない。でもよくなめされたクーローム革は使い込んだ時にタンニン革とは違う魅力を持っている。もう使い始めて1年になるシュランケンカーフのライムグ […]

アイデンティティ2011年04月18日

先日久しぶりに大和出版印刷の若社長が来てくれた。何時もは陽気な話しに終始する社長@大和氏なれど、その日の話しは深く私の心に染み入った。去年後半から社長の決断で会社規模から考えるとオーバースペックかと思ってしまうほどのハイ […]

私にとってのカバン作りの醍醐味。2011年02月16日

カバン作りをしていて、職人それぞれ一番楽しい作業は違う。私の場合は、デザインが決まった後、その狙いを実際にカタチにするパターンと無理なく縫製する為の工夫を試行錯誤する時が一番夢中になる。ポーチ・ピッコロは大変だった。何で […]

「鞄仙人」小林哲夫氏に会ってしまったぁ〜。2010年11月15日

今回の「アファンの森で語る会」に参加して、前々から気になっていたけれど会う機会がなかった鞄職人の方と会う事が出来た。道もまともに通っていない山奥で、木こり兼業で個性的な手縫い鞄を20年以上作り続けているカバン職人・小林哲 […]

久々トランク制作中2010年10月27日

トランクを現在制作中です。革はブッテーロのワイン。ステッチは薄ピンク。総手縫いなので手縫いの定番の麻糸使っても違和感は生じないけれど、糸色優先でビニモの1番の太い糸。ビニモの方が丈夫な糸なので、手縫いは麻糸というこだわり […]

オール日本製の牛革「クロザンカク」2010年07月30日

私は本当は使う革も日本製を使えるものなら使っていきたいと思っている。 良い革を作れる技術力を日本のタンナーは持っている。 でも価格ばかりを意識した革作りのため、何度も失望させられてきた。 でも希望は失っていない。 輸入皮 […]

大好きなペリンガー社が作り出す革たち2010年07月05日

世界的にクロームなめしのタンナーは厳しい。スウェーデンの大手タンナー・ボルゲ社が廃業し、それ以外のヨーロッパの大手タンナーも厳しい状態だ。経営健全化をめざし効率良く有名ブランドの要望に沿った皮革を作る体制に方向を転換すれ […]

ボックス革の魅力感じながら、なぜか赤ステッチ2010年05月15日

もう何年経っただろうか。イタリア・フラスキーニ社のデッドストックのブレンダボックス革で作った折財布をお買い上げ頂いたお客様に、それと同じ革でロールタイプのペンケースを作って欲しいと頼まれ遅くなりましたが作りました。これは […]

アーカイブ