大正時代の鞄のカタログが20年ぶりに私の元に帰ってきました。 このカタログは、鞄問屋の青木が創業100年を記念して、昔のカタログを復刻したものです。渋谷のフジイさんに20年ほど前にお貸していて、お互いそれを忘れていて、フ […]
この機械は革のコバ(切り口)を磨く時に使うバフ機です。この機械を使うことでコバ処理が数段楽になります。値段は2万円ちょっとです。それでもコバを処理するのは鞄作りの中で多くの時間を使うのでもっとスムーズにこの作業が出来ない […]
2日のコメントへの私なりの考えを書きます。 鞄の好みはその人の趣向に起因するので、何が良くて何が悪いとは答えられません。 ラフな縫製をしたものを、ワイルドだと好む人もいれば、丁寧な仕事の鞄を爺くさいと思う人もいます。 価 […]
日本の大部分の鞄職人は、鞄問屋に鞄を供給するメーカーに組み込まれています。 それとは別に少数の独立系鞄職人が存在します。 前者は少しでも早く、品質の均一な大量生産に専念し、デザイン、営業、材料在庫などは、問屋、メーカーに […]
私は20年以上ミシンはセイコーの上下送り半回転のこのタイプを使っています。 神戸にお店を出した時、ヨーロッパの鞄職人は大部分ドイツ製のアドラーを使っていると聞き、見た目を大事にしてしまう私は、同じタイプの国内ミシンの、値 […]
フラスキーニのカーフが届きました。このしなやかでねっとりとした手触りはフラスキーニ独特のものです。フラスキーニのカーフ革は、なめす時に漬けるクローム液を交換することなく、継ぎ足し使っている他のタンナーではやらない方法でな […]
私は鞄を作り始める前に図面のような絵を書きます。 デザイナーはイメージをスタッフに伝えるためにデッサンのような絵をまず書きますが、私の場合、サンプル製作を自分でするので、イメージを人に伝える必要がなく、絵は実際のバランス […]
コバ処理をしているところ メールでル、ボナーの鞄は本磨きですか?と言う質問がありました。 私は何を指して本磨きというのか解らないので、私なりにコバ(革の裁断部分)磨きについてお話します。 革のコバを処理する方法として大き […]
鞄は、靴や洋服に比べて基礎技術の鍛錬をあまりしなくても作れます。簡単に作れるだけにプロでやってゆく上で逆に大変なんです。 私は19歳の時、手作り鞄のグループに加わり鞄作りのスタートをきりました。 その後、21歳で結婚し独 […]
私は尊敬する職人が多くいた60から70年代のヨーロッパのブランド、特に下記の3ブランドは色々な意味で影響をうけました。 グッチ一族が経営権を持っていた頃のグッチのハンドバックです。私がいちばん注目したのはへり返しの厚み […]